映画「メタモルフォーゼの縁側」を観たよ


 一緒にお茶をすすって、お茶菓子を食べて、習字を教わって、好きな漫画の話をして。同じ趣味をきっかけに出会ったふたりが過ごす、ゆったりとした時間。その全てが見ていて愛しくて、きっとすごく特別な時間だと思った。学校が終わってすぐ走って雪さんの家に向かううららがきらきらしてたんだもん。私にも雪さんみたいなお友達がいたらな、なんて思ったりした。

 「好き」が生活を彩っていく丁寧で鮮やかな描写が大好きだった。ふたりの日々がずっと続けばいいのにと思わず願ってしまった。

 

 

 好きなものを皆の前で好きと言ったり、やりたいことが明確にあってそれを実行に移せたり。それができる人を見ると少しだけもやもやしてしまうことがある、「ずるい」と思ってしまうことがある。でも本当は、それをすごく羨ましく思ってもいる。そんなうららに既視感があったのは、私にも他者を理不尽に「ずるい」と思ってしまうことがあるから。
 私には、他人の「好き」と自分の「好き」を比べて、自分のそれが劣っているような気がして落ち込んでしまうこと、そのせいで自分の「好き」への自信を失いかけてしまうことがある。自分の「好き」を輝かせることのできる人はすごくて、かっこよくて、ちょっと、ずるい。だからこそ、その裏で「本当にずるいのは自分なのに」と感じる後ろめたい感覚にも、覚えがあった。
 人と関係を深めるということは、その相手の人生や時間に足を踏み入れるということだと思う。ずっとしたかった好きな漫画の話ができるお友達だから、自分にとって都合がよいからと雪さんの生活に踏み入ろうとしている自分を、うららは「ずるい」と思ったのかな〜。

 

 いちばん印象的だったのは、雪さんに聞かれたおすすめの本たちを大事そうに胸に抱えて、すこしびくびくしながらも、雪さんのお家にまっすぐ向かううららの姿。漠然と、好きは守らないと、と思った。自分の好きを他人に知られるのが恥ずかしくて、同級生みたいに自分の好きを話せなくて、それでも、うららの「好き」は、うららだけのもの。私の「好き」だって、私だけのものだ。それを他人に侵されまいと必死で守り抜こうとすることは、きっと悪いことじゃない。これはちっぽけな私なりの、ちっぽけなプライドだ。「好き」を必死に抱えていくうららを見て、そう思った。

 一日の終わり、居間に腰を下ろし眼鏡をかけて、わくわくした面持ちでページを開く雪さん。「がんばれー!負けるなー!幸せに、なれー!」と興奮しながら、好きな漫画の話をする雪さん。うららが家に来る度に、心底嬉しそうに顔を綻ばせる雪さん。
 雪さんを見ていると、梶井基次郎の詩「密やかな楽しみ」を思い出す。端から見たら無価値なものだって、通りすがりのあの人に伝わらなくたって。その人にとって心ときめくものだったら、それは立派な、誇るべき「好き」だと思う。ふふっと思わず笑っちゃうような、その人だけの些細な楽しみが日々を繋いでいくんだろうし、雪さんの、うららの、私だけの「好き」を、他の誰かに分かられてたまるか!と思うのだ。

 

 あとは、うららのすぐ近くにつむっちがいたこと、本当に救いだな〜!と。何かと気にしいなうららに対して、うららのことが羨ましいと話す紡くん。「私なんか」と自身を卑下するうららに、いつだってフランクに話しかけ続ける紡くん。誰かが無意味だと思うものでも別の誰かにとっては宝物なんだよ、と言われているみたいで、私の心まで掬い上げてもらった気持ちだった。コミケの日につむっちが現れたときは流石に、「太陽さんだ…!!」って言いそうになっちゃったよね。

 

 登場するキャラクターそれぞれにいろんな部分での繋がりがあって、みんな知らぬ間に誰かに少しずつ影響を与えあっていた。コメダ先生の漫画に元気をもらっていた雪さんとうらら。ふたりの書いた漫画を読んで元気になったコメダ先生。書く(描く)ことは人を繋いで、縁を幾重にも紡いでいくんだなと思ったし、やっぱり、人の想いは繋がるときはちゃんと繋がるのだと、信じていたいな。
 そう思えたからこそ、私も好きな人たちに手紙を書きたくなった。私もきちんと想いを伝えたい。その人のために、というよりも、私が後悔しないように、私のために、伝えたいと思う。あなたのおかげで私はたくさん変わったよ、ありがとう、と伝えたい。

 

 

 

 うららと限りなく近い年齢で、譲れない「好き」があって、うららと近いワクワクやモヤモヤを味わっていた今、この作品を観ることができて本当によかった!☺️素敵な出逢いでした。

 

なにわ男子2ndアルバム「POPMALL」感想(前編)

 

 

なにわ男子さん、2ndアルバム「POPMALL」発売おめでとうございました〜!👏🏻👏🏻(大遅刻)

 

前編は「Poppin' Hoppin' Lovin'」から「マジック」まで、各楽曲を聴いての感想をつらつらと書いていきたいと思います。お時間ありましたらぜひアルバムを再生しながらお付き合いいただけると嬉しいです!☺️それでは早速!!

 

 

 

 

  • Poppin' Hoppin' Lovin'

華やかな幕開け〜!

まさに、なにわ男子さんによって繰り広げられる、バラエティ豊かな商品が目白押しのショッピングモール「POPMALL」の開店を知らせるような音たち。イントロから、この世のわくわくをみ〜んな詰め込みました!みたいな音たち。鼓膜に飛び込んでくる音が、た、楽しい…!!タイトルに「pop」とある通り、突然ぽんっと飛び出て現れたものたちが弾けるようなイメージが、浮かぶ浮かぶ!
そして聞き慣れた声と調子の「いぇーい!」で、安心と高揚に一気に襲われる…!!3rdシングルでもあり今アルバムにも収録されている「ハッピーサプライズ」でも、音源にはないものの曲披露時にはイントロでなにわ男子ちゃんたちの元気な「いぇーい!」が聞こえてくるのがお馴染みになっているからか、妙な安心感…。一方で、これから始まるぞ…!わくわく…!ドキドキ…!のボルテージが上がっていく。緊張がほぐれるのに、同時に交感神経が作動しまくってる感じ。もう楽しいじゃんか〜?!

騒がしい日々に 調子はどうですか?

上手くいくことばかりじゃないけれど

毎日元気でやってます

この曲の、さらにアルバム全体の、スタートの第一声を飾る大西畑のお二人による歌い出し。…最高が確定しました!!ありがとうございます!!
大切な人に送る手紙の書き出しのようなこの歌詞を西畑大吾さんが歌ってらっしゃるの、うんうん、頷いてしまいます。この歌詞を充てられるべくして充てられた人……(確信)
どうしても鬱々としてしまう日曜夜、上手くいくことばかりじゃない日常も愉快に映し出して「明日もなんとか元気でやってしまえそう」な気持ちをくれる、魔法みたいな大西流星さんの日刊に救われているので、彼が希望を宿したあの瞳でこの歌詞を語りかけてくれたのも、嬉しかったです。

ふとした時に やっぱり会いたいな

忙しいとか言い訳ばかりは もうNo No

君のもとへと急ぐ

「なかなか会えないけど、そちらもお元気でやってるようでよかった…!こちらも悪くないですよ〜!」と返したくなったところでの、「ふとした時にやっぱり会いたいな」…!!ここを藤原丈一郎さんと大橋和也さんが歌われるの、あまりにもずるい…ずるいよ…!きっといろんなところで彼なりのセオリーや手法を持っているけれど、それを他者に押しつけることは普段しない、そんなお二人に歌われるからこそ、「忙しいとか言い訳ばかりは もうNo No」が、ガツンと響きます。先行でMVが公開されてから、この歌詞を脳裏に浮かべては「丈橋のお二人がそう言ってるんだから、泣き言なんて言ってられないぞ…!」と奮起した生活の場面が幾度となくありました。実質的にいちばん救われていた歌詞の部分。「青春ラプソディ」歌い出しの丈橋さんパートが大好きな私、お二人が顔を合わせてそれぞれのことを指さされているだけで幸福度マックス。

ドキドキしてる 街は色づく

始まる予感はParty time

ソワソワ胸が騒ぐほうへ 君を連れてゆく

続くトリオちゃんパート。なにやら楽しそうなことが始まりそうなそわそわが、現時点ではあくまで「予感」でしかないのが好きです。まだ何も確信はないけれど、自分の胸の高鳴りだけを信じて飛び込んでいく。ぱっと「君」の手を取って、「一緒に行こ?」と駆け出していく。

踊れPoppin' Hoppin' Lovin' もう止められないね

カラフルなリズムでHey

Poppin' Hoppin' Lovin' 世界中にMore happy

Oh たちまちあちこち 笑顔になる

サビの多幸感!!!!!!!日々蓋をしていた、そのエネルギーが、すごい勢いでフレッシュに跳ねて、ぱっっっと弾ける。そのポジティブなパワーが、どんどん周りのことも巻き込んでいく。という感じ…!!(伝われ)

息を切らして どこ行くんですか?

疲れちゃったら休んでみたりも いいんじゃない?

君の頑張りは知ってる

「息を切らして どこ行くんですか?」の道枝駿佑さん、「疲れちゃったら休んでみたりも いいんじゃない?」の高橋恭平さん。映画にドラマに凄まじいスピードで多忙の日々のなか、必要なだけの謙虚さと自己愛を携えて、ふわふわせず着実に足元を踏みしめながら駆け抜ける、そんな印象のお二人に、とんとんと優しく肩を叩かれて、ハッとして、思わず涙がこぼれてしまいました…。長尾謙杜さんの「君の頑張りは知ってる」が沁みた社会人の方も、学生の方も、たくさんいらっしゃったんじゃないかな〜と思いながら聴いていました。なにわ男子さん、日々を頑張る人類に優しすぎる。

ワクワクしてる 扉を開ける

まだまだ続くよ Party time

今すぐ夢が叶うほうへ 君を連れてゆく

「ハッピーサプライズ」MVで大橋くんの開けた扉の先が一面の銀世界だったときの心の震えを忘れられない私、聖なる鐘が鳴る夜に雪の魔法をかけられた私、ここでも扉を開けられて嬉しくないわけがない…!!この「扉を開ける」という動作、ドアを開いて新しい場所へ一歩踏み出すというのに加えて、閉じていた心を開いて少しずつ心を通わせていく、心の開示というイメージもあって好きです。ここにきて、楽しいパーティーの時間が「まだまだ続くよ」と断言してくれるのも、嬉しい。「夢が叶うほう」というのは、そっちに行けば誰でも簡単に夢が叶うよ!とかではなく、「私でも、諦めることなく、(もう一度)夢を叶えられるかも」という気持ちにさせてくれるような世界、という感じなのかな〜。

一緒にPoppin' Hoppin' Lovin' 離れられないね

彗星の如く輝くなにわ男子さんが私の狭い視界に現れてから1年と数ヶ月、目を見張るほどの圧巻の景色を見せてもらったり、文字通り掛け替えのない大切な気持ちや想い出をたくさんもらったり。なにわ男子さんの存在の偉大さを感じる日々。「離れられないね」と言われてからやっと、そうなんだな、と自覚してしまった。もう離れられない、離れたくない、と思ってしまう位置まで来ていたんだな、と。

トキメキのリズムでHey

Poppin' Hoppin' Lovin' とびきりのLucky

Oh いつでもどこでも 笑顔にする

「Hey」「Lucky」というワードたちでは「なにわ Lucky Boy!!」をふっと想起してしまう。いつでもどこでも笑顔にしてくれるヒーローたち、本当にありがとう……!

何度も何度でも 夢を見るのさ 君と一緒にいたい

誰も彼もが愛し合うのさ そんな風にして巡り逢う/出逢えたね

なんといってもここの歌詞〜〜〜…。巡り逢って愛し合う、じゃなくて、愛し合うように巡り逢う。愛されるのを待たずに、まず愛することをする。その真っ直ぐとした誠実さ、純粋さを享受すると、愛を返したくなる。その限りなく無条件で壮大なgiveと、その感化によって生み出された無数の小さなtake、その渡しあいに触れることで、また新たな愛が生まれていく。その前提または過程では、自分自身への、対自分自身の愛が、存在している。それは全ての根底に敷かれていて、何にも侵されないものであり続ける。愛することで愛されて、愛されることで愛せるようになる、その輪は、いつしか波紋を呼んで、内から外へ、より広い世界へと、広がっていく。笑顔が、連鎖していく。この楽曲のコンセプトである「⾃分⾃⾝も、君も、世界も、笑顔にする。」が、なにわ男子の手にかかれば、不可能なんかじゃない、と思います。

 

  • Prime Time

なぜだろう?僕らが 巡り会えたのは 特別なことじゃない気がしてる

何気ないことが 愛しく思うから 今日も頑張っていけるのさ Oh oh oh

あんなに高らかに巡り逢いについて謳ったあとで、それを「特別なことじゃない気がしてる」と言うところ、「夜這星」「魔法ヶ丘」あたりの「特別な訳じゃないけど、ここにしかない」の香りがして、一発で好きになってしまいました…。特別なことじゃないかもしれないけど、なにわちゃんに出逢ってから、「何気ないことが 愛しく思うから 今日も頑張っていけるのさ」なのは、事実なんだよなぁ…。

すれ違い酸っぱいね ちょっと胸がぎゅっと痛いね

ここで丈橋のお二人が対比っぽくなってるの、ほんとに…(御の字)大橋さんの「ぎゅっと」の濁点部分が濃縮されてる感じと、「痛い」が「痛ァい」なのが、どツボでございます。

Happyに踏み出せ

「Happyに踏み出せ」、Happyな気持ちで踏み出せ、なのか、Happyな世界へ踏み出せ、なのか、どっちとも取れる気がして、良いなぁと思ったり。サビの歌詞で、「Love it」の「it」がいろいろ想像できるところも。

気楽にPlease 遠回りしてみれば案外楽しい

効率が重要視されがちな現代において、「気楽にPlease 遠回りしてみれば案外楽しい」とかわいく教えてくれるアイドルがいることの、意義よ…。

つまりは君がいればいい

My baby そんな簡単なことに気付いたよ

「つまりは君がいればいい」もそうで、大切なことって思っているよりもシンプルで簡単だったりするのに、うっかり見落としてしまう。この社会には、なにわちゃんがいればいいのかもしれない。(←本気の人)

例えば僕らの これからのことは

それなりにちゃんと考えてる

なんてことのない話をしながら

ずっと一緒にいたいのさ Oh oh oh

2番、私にはどうしても、なにわ男子さんのことを歌っているように聴こえてしまいます。先日のSONGSでも軽く触れていたけれど、いつもの「楽しそう」の裏側で「これからのこと」をきちんと考えてらっしゃる点とか、とにかくとんでもなく聡い集団だと思っているので…。「なんてことのない 話をしながら ずっと一緒にいたいのさ」で道枝さんの七夕の短冊を思い出してしまい、条件反射で涙腺が緩みかけました。

カッコつけていたって 全部見透かされちゃうね

「カッコつけていたって 全部見透かされちゃうね」では、曲などでご自身が格好つけているときに心のなかで笑ってしまう〜(ニュアンス)と話す大橋くんを思い出して。こちらからすれば(あんなに目眩がするほど格好いいのに?!)なのけれど、それを感じさせないほど表現に長けていて、かつどこまでも正直で、自然体がいちばん輝く人なんだろうな、と思う。

(Can you feel it?)見つめ合って

「手を繋いで」「笑い合って」「見つめ合って」のような、相手の存在を感じあう動作に重きを置くの、なにわ男子さんらしいなぁと思う。こちらを見つめて笑いながら歌ってくれるところが大好きだし、先日のメンバー同士向かい合った構図でのダイスマも、また良かったなぁ…しみじみ。

Oh 隣にPeace さり気ない優しさが大事なんだね そんなAll my love

発言するときの挙手が被るとすぐに相手に譲ったり、常にありがとうを忘れなかったり、という彼らの様子を目にしていると、「隣にPeace さり気ない優しさが大事なんだね そんなAll my love」には、大いに頷けます。優しさでできた愛。

やっぱつまりは 君といればいい

My baby そんなことを考えてるよ

1番の「そんな簡単なことに気付いたよ」から2番の「そんなことを考えてるよ」で、時間の経過が感じられちゃうのもぐっとくる。

How easy 笑い合って

Happyは重なってゆくでしょう

ここで!どこにでも刻みたい名文、「笑い合ってHappyは重なってゆくでしょう」…!!もう、ここまでくると説明すればするほど野暮な気がして、とにかく、聴いてもらうのが一番なのです。本当に…。
このゆるっとした曲調に乗せてさらっと幸せの秘訣を教えてくれる感じ、すごくなにわ男子さんで、最高…!

 

  • ハッピーサプライズ

アルバムの構成でいうと、このハピサプまでが導入ブロックかな〜と感じていますが、ハピサプの馴染み具合と活かし方が天才の所業すぎて、鳥肌が止まりませんでした…。M1、M2で出逢いや人と関わりやっていく上で大切なことを教えてくれたあとで、実際の日々の記憶について歌っているのかなと思います。というのも、ハピサプがシングルとして発売・披露されていた時期が、私にとってなにわちゃんに出逢ってから初めての秋冬でして…。特別な1日1日を心を込めてプレゼントしてくれたなにわ男子さんの記憶が詰まっている、私にとって「ハッピーサプライズ」はそんな曲なのです。そのため聴く度に思い出を振り返ってエモくなってしまいがちなんですが、そこに

思い出よりも未来のほうに 目を向けていこう

と促してくれるところ……!(最高)実際、ノンストップで未来へのわくわくをたくさん与え続けてくれるなにわ男子さん。大切な秋冬の想い出いっぱい、それでいて、「これから」への希望膨らむ曲です。
なんと言っても、この冬のキラキラした煌めきと止まらないスピード感!これこれ…!という感じでした。
あと余談ですが、冬曲が夏のアルバムに入ったり夏に披露されるのがすごく好きです。POPMALLにおけるハピサプなんて、まさにそれで。冬にこたつでアイス食べたくなる現象みたいな(?)
ここで!突然ですが個人的好きポイントを羅列します。ここでも「"見合って"ほらスマイル」なところ。ロウソクを「吹き消す」度に思い出が「灯る」の言葉が対句的になるところ。「大胆でそれでいて純粋な」のところ。などなど。
アルバムに組み込まれた状態で聴いていると、サビの

そのまま目を閉じて 扉を開けるよ

の部分、「そのままでも、目を閉じたままでも、飛び込んでみる!」なのもいいな、と思いました。背伸びしようと着飾らなくても、真っ直ぐ前を向けなくても、いいんだよ〜☺️ と言ってもらった気持ち。

Happy Winter Snowlight 雪の魔法で

聖なる鐘が鳴る夜に

落ちサビは本当に〜〜…。直近の音楽番組でのパフォーマンスで、カメラが切り替わるギリギリにほろっとほどけるような大橋さんの笑みが記憶に新しいですが、このお話をしようとすると語彙を失ってしまうので、この辺で。

 

初聴きの感想、「なにこれ楽しい〜…!!」です。全く頭を使う気がなくて恥ずかしい。
音楽の知識が皆無かつ普段あまり聴かないジャンルのため、この楽曲の“美味しさ”を上手く表現できないのが悔しいですが…。聴いたときに率直に漠然と浮かんだイメージが、ラズベリーでした。一見甘そうな中にある毒々しさ、酸味みたいな感じ。(ラズベリーに毒入ってないよ、というツッコミはなしで)とにかく魅惑的…。あと歌詞にもあるけれど、クリームのしつこさとか、シナモンのクセになる感じとか。あくまで曲を聴いたときに浮かんだ個人的なイメージですが…。
(こちらも余談。トゥッティフルッティというお菓子があるのを今回初めて知りました。ウィキペディアによると「トゥッティフルッティは様々な種類の砂糖漬けにされた果物が細かく刻まれたもの、あるいは、複数の果物の味が合わさったように人工的に作られた、香料が入ったカラフルな砂糖菓子である。 」とのことです。)
青春ラプソディで大好きになった辻村有記さんの作詞ということで、大歓喜。言葉遊びや韻の踏み方など、耳から入ってくる音の情報だけでも楽しく、歌詞カードを読めばさらにわくわくする歌詞が、すっっごく好きです。
大橋くんの

ラクラ首ったけ 誰にもあげません

の歌い方が好きすぎて、聴いたこっちがクラクラ首ったけになってしまいました……。「クラクラ」も「首ったけ」も「誰にもあげません」も、大橋くんの声で発されるの、こりゃ〜〜…大変じゃ……ないですか…?私は大変でした。実際「誰にもあげません」とか言わないんだろうな…むしろみんなに与えてくれるんだろうな…みたいな方だからこそ、一体コンサートなどでどんな風に魅せてくれるのか。今から正座で待ちたいと思います。パンチがありつつ、全ての音が切れることなく糸を引いて後味の残る感じ…。美味しすぎる…!

刺激的なウィンク ココロ巻きつくピンク

がタピナバタちゃん(流星くんと長尾くん)なの、あまりにも適役…!!歌詞の小悪魔感にぐっとイメージが伴ってくる!

恭平ちゃんのラップもスパイスが効いていて個人的にすごく好みで、普段甘い歌声の丈くんによるラップも好きでした。

誰よりも一番になりたい

という野心がギラギラ光る部分を歌うのが長尾くんなのも、良すぎてひっくり返ります。
言わずもがなラスサビでは大橋くんの美しいフェイクが響き渡りますが、主旋律とバックの音に加えて、このフェイクがまさにこの楽曲を「鮮やかにトッピング」してくれているな〜!!などと思ったりしました。
なにわ男子さん、天晴れすぎ!

 

  • I know

西畑さんの声の表情が天才的な

思った以上に 引っ張り込まれている キッカケが動機 初っ端I'm going down

から幕を開ける一曲!みちながちゃんの

まだ、このまま ただもうこれは

のフレーズ交互の掛け合いがかわいい〜!

夕暮れと 泳ぐ

儚く揺れては宙に消える

抽象的で現実味を帯びていないような、色素が薄いような、ゆらゆら、ふわっとした柔らかいイメージが、すごく流星くんにぴったりの歌詞だな〜と思って聴いています。(こういうのをエモい、と言うのか?)またベクトルの方向は別ですが、

Dress upしてスタンバイ

を歌うのが彼なのもかなり好きです。
などなど思いながら、歌割りもそれぞれハマっていてかわいらしい曲〜☺️なんて思いながら、聴いていたわけですよ。…………………聴いていたんですが!!!突然!!!

Understand?? 強引にでも帰さないよ

↑?!?!?!!
脳が一発ショート。「Understand??」の甘さが少しずつ消えていった先にある「帰さないよ」の有無を言わせぬ力強さも、「帰さない」の最初のkが強いのも、「ないよ」の後オ母音が残るのも本当に、けしからんです。(称賛の言葉です)必死というよりはむしろ微笑んでいるのに、強固な意思がじりじり迫ってくる感じが、本当に!!…ありがとうございます。

「ちょっとぐらい羽目を外さないか?」を道枝さんにした方には感謝を捧げたいと思います。

サビ終わりのタイトル回収(オチ)になる部分が西畑さんなのも、1番全体が物語性がついてふわっと包まれる感じを受けて、この雰囲気というか香りは西畑さんだからこそ醸し出せるものだな〜と感じました。

ちょっとぐらい僕に甘えないか?

こちらの大橋くん、糖度100で溶けました。さっき(1番Bメロ)と聴き比べると、歌詞を解釈された上で歌い方に落とし込まれているのがわかって、好きです〜。

忘れさせてくれないか今日は

構わない眠れなくても

ちょっとぐらい羽目を外さないか?

満を持してやってくる、落ちサビの大橋さんパート。特に「忘れさせて」と「くれないか」の間の息継ぎが入るところとか、声の繊細な震えとか、必死さや切羽詰まっている感じが声色に滲み出ているようで。その表現力に感服いたしました…!!

そっと瞼閉じたところで目が覚めた

この部分、夢の中で「そっと」瞼を「閉じた」瞬間に現実では「ハッと」勢いよく目が覚めて瞼を「開ける」というように、夢とうつつで起きていることの対比が鮮やかで楽しいです。

I know, I know But it's not all that bad

冒頭から「Life is not going well(人生は上手くいかない)」と歌い続けてきて、「Life is…(人生は…)」と言い淀んだ後、最終的に「But it's not all that bad(でもそれほど悪くないよ)」に帰着する
バラエティ豊かな楽曲がぎゅっと詰め込まれたアルバム「POPMALL」、この「人生は上手くいかないけど、そんなに悪くないよ」というのを、アルバム全体のトップメッセージとして無理やり押し出すのではないんだけれど、遠回りしたり何周もぐるぐる回ったりの日々の先で、そっと気づかせてくれるものだったりするのかな〜と。そういうアルバムだと、私は受け止めています。

 

  • LAI-LA-LA

顔上げて鼓動鳴らせ

走り出す一緒にこの時代を

「一緒にこの時代を」の西畑さん、「一緒に」を歌うのも「この時代」を歌うのも、適役がすぎます。この曲にはなにわ男子さんの“ギラギラした部分”が出ていると思っていて、そんな曲の歌い出しが西畑さんであることは、結構重要なポイントかな〜と。
「LAI-LA-LA」も先にYouTubeでMVが公開されていましたが(MVの話はキリがなくなるので割愛)、あんなにガッツリ踊る曲の視覚情報をゼロにした状態で音源だけ聴いてみると、逆にドキドキしてしまうんですね……。新しい発見。
歌詞を見ていただくとわかるんですが、特に1番は自信に満ち満ちた野望!という感じで。普段かわいくて柔和な印象のアイドルさんにこう歌われると弱いオタク、(良い意味で)心臓がひゅん…となってしまう。「革命起こす」「勝ち取るtop of the top」を本気で成し遂げてしまえると思っているので、余計に。

不可能など掻き消して

細かすぎて伝わらないアレだとは思いますが、「“不可能”など掻き消して」の「など」の「ど」の言い方が鼻に抜けて鼻濁音っぽくなるのが、LOVEでございます。

揺るぎない信念を持って

新たな1ページを刻んでく

感動を巻き起こして

誇れる明日を迎えにゆこう

2番の歌詞になると、ずっと先を見つめていたけど今一度こちらを向いてくれる、みたいな感じがするのが好きです。「揺るぎない信念を持って」も「誇れる明日を迎えに行こう」も、彼らが常にこの心意気でいる様子を目にしているからこそ、自分自身もこういった歩み方をしていきたいな…!と思わされる歌詞。
ラスサビ大橋くんのフェイク、いつもと変えてるのがですね、また天最高なのでございます…!透明にすぱーんと突き抜けずに、少し揺らぎがあって、あやしさを孕んでいる感じ、曲のイメージによって使い分けているんだろうなと。天最高。
「Go! Go! 越えていこう No No ボーダーライン」の「僕空」大好き委員会の委員なので、ここでもしれっと「限界はない 越えろBorderlineさえ」と歌ってくれて、「そういうところ、好きです!なにわ男子先生、一生着いていきます〜!」の子分肌が出てしまいましたね。

 

  • Wanna be yours

Tutti-Frutti」、「I know」、「LAI-LA-LA」を経てのイントロ。夢の中のようでもおとぎ話の中のようでもあり、どこか懐かしくてほっとする心地よさ…!!そしてかずりゅちぇの歌い出し

こんなにも 君に惹かれてしまった もう夢中

でほろほろと溶けてしまいます。甘い…!きらきら…!2022年冬、「#MerryChristmas」のMVでプレゼントボックスから姿を現した天使のようなお二人。かずりゅちぇが私の大好きなコンビというのもあり、このお二人から始まるのがとにかく大好き!!この歌い出しが聴きたくてつい何度も頭からリピートしてしまいます。

ゆらり きらり 光

くらり ふわり 空に

の語感も大好き!「トキメキ」「ずっとずっと」のリズム感も!歌詞だけじゃなくメロディーとかリズムとか、トータルでめちゃくちゃ好みな曲でした。

Paradiseへ

があることで、どの楽曲もバラバラなようで全てしっかり繋がってるんだよな…と。
甘くてかわいらしい1番と、2番で声の印象が異なるのが、二重に楽しい。
ある日風に乗ってひらりと現れて「運命(キセキ)は待ってたんだ」と教えてくれたなにわちゃんが、

What a amazing 巡り会い そして何も変わってないよ Lady

と言い切ってくれるもんだから、泣いてしまう。なんてことないきっかけで彼らを知り、結局何も返せないままここまで来てしまった私は、ふとしたときに未来に対しても今に対しても不安になってしまう。だからこそ、巡り巡ってあなたたちに出逢えたことを「運命」と呼んだっていいんだと思えること、あの瞬間からあなたも私も何も変わっていないんだって思えることで、ずっと救われています。過去をきらきら光らせてくれるから、今も未来も大丈夫だって信じたくなるのです。本当に、

言葉じゃまとまらないけど 心は答え解ってる

で。きっとこれからも沢山お世話になるし、だからこれからも大丈夫だと、心では解っているつもりです。
どうしたって

笑ってて欲しいんだよ

と願ってしまうのも、

Always想っている

も、

ぎゅっと抱きしめたい

も、あまりにも私から彼らへの気持ちだったので、今こうやって歌ってくれたことが奇跡みたいですっごく嬉しかった。ブレーキを踏んでばかりの人生だったけど、「もうブレーキは踏ま」ないで、「まっすぐ君のもとへ」、と思います。

Wanna be yours… Wanna be yours… たったそれだけ

オルゴールのような懐かしい音と綺麗なコーラスで、涙ほろりしてしまう……。なにわ男子さんから今までもらった気持ちを音にするとしたら、こんな音なのかもしれないです。「四六時中 For you」の裏で大橋くんが「All for you…」と歌っているのも、好き好きポイントでした。

 

  • マジック

試聴の時点でいちばん好きだ〜と思っていましたが、その予感が見事大正解でした。
とりあえず冒頭の歌詞だけでも読んでいただきたいので、少し長いですが引用失礼いたします。

「いつか」の夢は もうきりがない

「別に」が口癖なエブリデイ

キミに対して今興味ない フリはもう飽きたし

今が旬かどうかは わからない

迷ってまた日は暮れて

そんなこんなでもうおやすみ 

私はここまでの歌詞を見た途端に、「わたしの日常じゃん…」と思ったんですね…。やりたいやりたいと思っていることがあるのに、今じゃなくてもどうにかなると自分に言い訳をしたり、大してやりたくないフリをしたり。そんなことをしているうちに結局何も実行せずに一日が過ぎてしまって、そんな自分に嫌気が差してしまう。
世の中にはこの歌詞に全く当てはまらない方もいるのかもしれないけど、人生のどこかに上手くいかない部分を持つ方は、私のように「わかるなぁ」となるんじゃないか。そしてそういう方は案外多いんじゃないか。そう思っています。このブログを読んでくださっているあなたは、どうでしょうか。
私は自分の「ダメな部分」をズバリと言い当てられたようで少し恥ずかしくもあったのですが、続く

マイペースでいいのさ

に驚き、同時に胸を打たれました。それはきっと、自分のこんなにダサくて醜い部分まで肯定してもらえるなんて、思ってもいなかったからだと思います。
褒めるでも貶すでもなく、そのままを見て頷かれることって、実はなかなかないし、でもすごく必要で、価値のあることだと思っていて。それがあったから、Bメロの

だけど「いつか」じゃ遅いアクション 巻き起こす今日からフィクション

も抵抗なく受け入れられる。
大橋くんの歌う

目指せ「5日」でキミのヒーロー

も大好き。実直なあなたは絶対にたった5日でヒーローになろうなんて思っていないだろうけど、でもできなくないって確信しています。(私にとってはとっくに立派すぎるヒーローですし…)

終わらない退屈な今日に

今こそBang! 起こせマジック

なんて簡単にゃいかないか

でもできなくないさ

 

遠回りしたはずの今日も

気づけば なんてドラマチック

無駄なことはないさ 誇らしい日々に

胸を張って進もう

メインのサビでは、「終わらない退屈な今日」「遠回りしたはずの今日」について、このテンションでこんなにも軽やかに歌ってくれるんです…!!魔法を起こすのも「なんて簡単にゃいかないか」と一旦受け止めてから「でもできなくないさ」。この丁寧さに救われる。遠回りだ無駄だと思うようなことも「気づけばなんてドラマチック」「無駄なことはないさ」。この軽やかかつ真摯な姿勢…!時に底抜けに明るい眩しさには目が痛くなって目を背けるような人生を送ってきた私でも、そんな「今日」を繰り返している私でも、なにわちゃんを好きでいていいんだ、と思える根拠はここにあります。

続く2番。

いつもなんだかんだ 物足りない

「楽しい」だけじゃ ダメなエブリデイ

酸いも甘いもかみ分ければ 変わるような気がして

を歌ってくれたのもすごく嬉しかった。満たされた状態でもなければ100%の完全な空洞でもないこと。その「足りない何か」の正体すらよく分からないこと。「楽しい」だけ摂取してもその空洞が満たされることはなくて、ぐるぐる答えの出ない思考に陥ってしまうこと。その全てを「そういうこと、あるよねぇ〜」とただ言ってもらったようで…。

なるようになるさ きっと 踏み出そうよ一歩

「なるようになるさ」と思わせてくれて、「踏み出そうよ一歩」の、その一歩を一緒に踏み出してくれる人たち。ここがツレちゃんなの、ただただ心強い。

どうせいつかは僕らヒーロー

と歌う道枝さんのてらいのなさも、すごく好きな要素です。

つまらない退屈な今日も キミとなら 変わるマジック

なにわちゃんと一緒なら、「つまらない退屈な今日」も、本当に、変わるんですよね…!彼らが日々与えてくれる楽しみと、そのときどきの場所で出逢う新しい人や気持ち、そこから気づくことや考えること、それらが波紋となって私自身の生活が少しずつプラスの方向へと変化していく。そういった変化が日々起こっていて、少しずつ人生が潤っていく実感があります。

そして、

一瞬を積み重ねて今日を作ってく=(イコール)ライフ なんてことはないさ

ここに救われる人も、必ずいると思うんです…!今まで一瞬一瞬をなんとなく過ごし続けてしまった人のなかには、「一瞬一瞬が人生を作っていく」なんて言われると、あまりにも大きな規模の話でウッ…とダメージを受けて臆してしまう人も、いるんじゃないでしょうか…。(私がそうなんですが…)全てが完璧になんていかないんだから、みんなそうなんだから、ただただ、

心にいつも 素直に進めばいい

心に素直であること。そして一歩ずつでも進んでいくこと。ここ、アルバムのかなり核の部分であると私は認識しています。

一生に一度の かけがえのない「今」だから

については、なにわ男子さんが今まで何度も歌ってくれたのを、覚えています。この「一瞬」を忘れないように心に残して、それをこの先「ずっと」抱きしめていく。それは、いつか遠い過去のものになってしまっても、全く色褪せることのないものだと、知っています。そのことが、更新され続ける「今」を生きていくのを支え続けてくれることも。

終わらない退屈な今日に

今こそBang! 起こせマジック

なんて簡単にゃいかないか

でもできなくないさ

大橋さん西畑さん、それぞれがそれぞれの在り方で寄り添ってくれる落ちサビ。「終わらない退屈な今日に 今こそbang! 起こせマジック」に、「世界中の人を幸せに」と日々闘ってくれている大橋くんのありったけの気持ちが乗っけられている、少なくとも私はそう感じました。「なんて簡単にゃいかないか でも出来なくないさ」も、西畑さんにこう言われると、絶対に出来なくなんかない、と信じたくなるんです。


「マジック」って、「POPMALL」に込められた想いの真ん中、核にあたる部分の曲で、なにわ男子さんがアイドルとしてやり続けてくれていることをぎゅっと纏めたような曲だな、と思います。
きっと「マジック」は“みんなのための歌”であり、それと同時に、“たった一人を救うための歌”でもあると思います。それこそ、耳を塞いでいる人にも届ける歌、届く歌なんだと。

 

まだヒーローになれない私には、こうやってブログを書いて全力でお薦めすることとひたすら祈ることくらいしかできないですが…。この「マジック」が、このアルバム「POPMALL」が、届くべき人の元へきちんと届きますように!!!!!!! 心から願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

予定よりも大幅に文字数が増えて読みづらくなってきたことと、のそのそ書いているうちに発売からだいぶ日が経ってしまったため、一旦前半までの感想をインターネットの海へ放りたいと思います。

ここまで辿り着いたあなた、お時間割いてくださりありがとうございました!大好きです!🫶🏻

 

体調に気をつけて良い夏をお過ごしくださいね。ではまた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにわ男子の謳う「永遠」についての思索

 

 

 

 

 

 

 

 閲覧ありがとうございます。こちらは、なにわ男子オタクの端くれによる、なにわ男子さんがよく謳う「永遠」について、楽曲の歌詞を基に考えてみよう!というブログです。

 

●はじめに

 このブログでは、主になにわ男子さんの歌詞に共通してみられる点や逆に時期によって変化している点について時系列で話しています!!言い換えれば、楽曲同士に何かしら関連があるという前提で話しています。が、それらは全て憶測にも満たない、オタクの端くれによる戯言です。(不快に思われた場合は各自ブラウザバック等の対応をお願いいたしますね………。)
 また、「この曲ではこういうことが謳われているよね」などと偉そうに語っていますが、そこには決してなにわ男子さんがこういうグループだとか、なにわ男子さんは私たちにこう伝えたいのだとか押し付ける意図は全くないですので、悪しからず。深読み大好きオタクが好きな歌詞についての飛躍しすぎた妄想を語っているだけだと思ってください。あくまでも歌詞上での解釈です!ちょいちょい本人たちの話もしてるけど←

 また、本編では便宜上なにわ男子さんの敬称は省かせていただきました。


 長いですが、最後まで読んでいただけたらとても嬉しいです。それでは、始めま〜〜〜〜〜〜〜す!(←始め方がわからなかった人)



 

 

 

 

 

●本編

 

・アオハル期(Jr.時代オリジナル楽曲)

 まずJr.時代のオリ曲について、便宜上「なにわLucky Boy!!」〜「Shall We?」「Soda Pop Love」を前期、「Soda Pop Love」「Time View」〜「夢わたし」を後期として分けて考えていきます。(「Soda Pop Love」は前期と後期双方の特徴を持っているため、移行期のようなイメージで…)


 「なにわLucky Boy!!」から「Shall We…?」「Soda Pop Love」辺りの歌詞は、「瞬きが終わる頃僕だけの君でいてね」「熱いAll my love届けたい」「届け!このキモチ君に」といった歌詞に象徴されるように、「僕」からの愛を「君」に届けたいという真っ直ぐな歌詞が多く見られます。また、青春時代らしい心の揺れ動きはあるものの、純粋に「永遠」が成立することを信じて疑わないことが一貫しています(「君とずっと笑顔で明日を見てるから」「永久の愛はここにある」「僕らの永遠のStory」など)。

 

 一方「Soda Pop Love」「Time View」からの曲では、歌詞における「永遠」の捉え方の変化がみられます。「Soda Pop Love」では、ポップで明るい歌詞のなかで人生の苦さや悲しみについて言及しています。「Time View」では「永遠」を歌っているものの、高らかに謳うというよりは、日々が永遠に続きますように、という「祈り」に近い感じ。
 また「夜這星」は「永遠」の捉え方の変化が最も顕著にあらわれているため、今回「永遠」について考える上でかなり大事な役割を担う曲だと思っています。冒頭の歌詞(「流れる雲〜限りある果てしない僕らの時間」)にあるように、主人公は自分たちの時間が有限であることに気づいてしまうんです。
 おそらくこの辺りで無垢に「永遠」を信じ続けた時期は終了しており、「人間である自分たちの時間に『永遠』は成立しない」という事実と向き合い始めます。時間の有限性に気づいたからこそ、今を楽しむことが大切だと謳っているのです(「楽しまなきゃ一度だけのこの瞬間を」「今しかできないことたくさんしよう」「静かに淡くときめく刹那に僕は夢中さ」)。(余談ですが、この「今この瞬間を楽しもう」というのは、なにわ男子というグループを象徴する考え方だな〜〜〜と思いました。)
 また時間が有限であるからこそ、「夢わたし」では、「自分たちの行動をもって『永遠』の存在を証明していこう」という強い意気が感じられます。(「必ず届くと証明するんだ 果てしない空」「絆抱いてずっと進もう」「We're dreaming forever, We're smiling forever(僕たちは永遠に夢を見続ける、僕たちは永遠に笑顔でい続ける)」)


 純粋に「好き」を信じていられた時期を経て現実を知り大人になっていく、やはりJr.時代のオリ曲全体に共通しているテーマは、一言でいえば「アオハル(=青春)」なのだと思いました。

 

 

 

・「永遠」の始まり(1st single「初心LOVE」)

  デビュー曲「初心LOVE」では、歌詞カードにはないものの「一歩ずつ叶えよう My First Lover…」の後に「wow… forever」と歌われています。「My First Lover…」は1stアルバムのタイトルの伏線であったように大きな意味をもつ歌詞ですが、この直後に「永遠」が歌われているんです…!このことから、「初心LOVE」は「君」にシュンとなったりキュンとなったりする出会いと初恋の曲であると同時に、出会ったばかりの「First Lover(初恋の人)」と夢を叶えていく関係が「永遠」であると謳っている曲だと考えることもできます。
 他の収録曲でも、「広い世界の中、出会った」「生まれて初めてこんなにも…uh」など「君」と「僕」が出会えた喜びを歌う一方で、「僕ら誓うよEndless love」「ずっとずっと涙も笑顔も分け合いたい」と何度も「永遠」が謳われています。「僕らのI LOVE YOU」では、「ダイヤモンドスマイル」と同じ祈り(「キミの笑顔が永遠に光りますように」)や、「アオハル -With U With Me-」と似た誓い(「永遠に解けない魔法の言葉『これからもキミだけを愛してる』」「僕ら誓うよEndless Love」)もみられます。
 ここで謳われている「永遠」は、アイドルである彼ら自身が「約束された明日なんてない」と理解した上で、それでもやはり「君とずっとどんな時も」と謳いあげる、切なくも逞しい「永遠」
 「僕」と「君」が出会えた喜びを「永遠」に歌っていたい。「永遠」という夢を「永遠」に歌っていたい。そんな希望溢れる願いを感じました。(「鳴らす始まりの音にこの声乗せて歌いたいDream  Forever」)。


 1st single「初心LOVE」では、明るい未来を予感させる「出会い」が歌われると同時に、その「出会い」が「永遠」の始まりであるということも謳われているように思います。

 

 

 

・同じ人間としてのアイドル(2nd single「The Answer / サチアレ」)

 2nd single「The Answer / サチアレ」では、「初心LOVE」よりも現実的な歌詞が多い印象を受けます。
 例えば、「The Answer」では「難解な世界」という現実のなかでも揺るがない真実の愛を探しており、「NANDE?!」では、題名も含め「君」への気持ちの強さに反して現実が上手くいかないことを嘆く歌詞が散見されます(「リアルは苦いflavor」「上手くいかないdays」)。
 「サチアレ」で、あの日「君」に出会えた喜びを振り返ったあとに聞こえてくるのは、「いつでもキミのそばにいるから」「どこかで道に迷いそうなら君を呼ぶ声ずっと届けるよ」という声。それらは決して机上の空論ではなく、私たちの足元に転がる上手くいかないことや決して綺麗ではない現実をも肯定してしまうような、優しく心強い声。(「どんな問題!? これからたとえ待っていたって 僕ら笑いあえる」「叶わないで消えていった願いやがて星になって」)
 個人的な話になりますが、「Good Day!!」の「思い込むのさ『今日はGood Day!!』」「大丈夫だから心配ないから 平気じゃなくてもきっと笑えるさ」という歌詞を初めて見たとき、すごく衝撃を受けたのを覚えています。上手くいかない日も今日は良い日だと思い込み平気じゃなくても笑うなんて結構無茶だな……と当時は思ったし、何よりその歌詞をアイドルが歌っているということに胸がきゅっとなったから。
 でも、一見現実的な事物とは程遠そうなアイドルである彼らも、私たちと同じ時間の流れのなかで生きているんですよ。日々が止めどなく流れていくこと、人生は一度きりであることを痛いほど分かっている。「魔法ヶ丘」で「世界のどこにでもあって ここにしかない魔法ヶ丘」と歌っているように、「二人」の見ていた景色や思い出が自分たちにとっては唯一無二であっても、部外者から見ればありふれたものであることに彼らは気づいている。それでも彼らは、「君」がくれた寂しささえも「永遠に色褪せない数分ぽっちの宝物」と呼んでくれます。ありふれていたとしても、どれだけ脆いとしても、アイドルとファンの関係をこれ以上ないほど大事にしてくれるんです。
 時間が有限であることや日常の脆さに気づいているからこそ、彼ら自身も「止めどなく流れてく日々をなるべく笑顔でいたいじゃない」「人生は一回さ楽しまなくちゃ」と思っているのかもしれない。こう考えてみると、いわゆる「トンチキソング」である「なにわの男子やねん!」で「あなたを照らす太陽になる ずっとずっと一緒やで」「初心は忘れません」と歌ってくれることの心強さにも改めて気づかされます。同じ人間でもある彼らが「昨日の失敗も未来への希望」「不安やイライラもAlright!!」「人生君のもんさ」と歌い、一緒に「Good Day!!」へと連れていってくれるならば、私たちも「今日はGood Day!!」と思い込めるし「平気じゃなくてもきっと笑える」ような気がしてきます。


 2nd single「The Answer / サチアレ」では、彼らもアイドルである前に私たちと同じ人間であることを改めて強く認識させられます。彼らが与えてくれるのは、ずっと遠くを見据えていた視点を一旦足元に落とし未来のための「今」の一歩一歩を一緒に確認してくれるような、それが下手な一歩だったとしても優しく抱きしめてくれるような、そんななにわ男子らしい優しさ。「つないだ手と手で 変わんない瞳で 僕ら笑いあえる」という、以前と変わらない関係がこの先も続いていくのだという安心感。
 これほど近くで寄り添ってくれる一方で、アイドルとしての圧倒的な眩しさも健在です。アイドル・なにわ男子による「君に幸あれ」というエールのどんなに心強いことか………。思うようにいかない足元の現実も、なにわ男子と一緒に見る遠くの未来のためにあるのだ、と思えてしまう…!!

 

 

 

・「永遠」「不変」を探す物語(1st album「1st Love」)

 1st album「1st Love」ではアルバムのなかの流れもかなり大切だと思うので、ざっくりですが流れを意識しながら考えてみたいと思います。
 序盤「初心LOVE」「Dreamin' Dreamin'」の流れでは、1st single「初心LOVE」よりさらに明確に、「出会い」が「永遠」に続くであろう夢の始まりとして描かれています(「終わらない旅に出ませんか?」「解けない魔法かけよう」「消えない星座描こう」「夢が始まるよ ずっと!」など)。
 その後も「君」と「僕」の物語が「永遠」であることが謳われていきます(「Our story will never end…」「Everyday繋ぐストーリーそれは君曜日 甘く甘く永遠に」「永遠を越えた物語が始まったあの日あの瞬間から」など)。

 「Brand New Heroine」での「一瞬で消えそうなダイヤモンド」を「ダイヤモンドスマイル」で例えられていた「君の笑顔」と考えれば、「 本当の君はもう知ってる」と続くことから以前よりも「君」と「僕」の関係が深まっていることも読み取れます。1番の「まって…今は君に集中したいんだ」が2番では「だって…ずっと君に集中したいんだ」に変化していることからも、出会いから時間が経過し「君」と「永遠」にいたいという決意が固まっていく様子が伝わります。
 続く「Welcome to アイラブユー」「シンシア」「Timeless Love」「Emerald」でも、彼らも私たちも同じ人間であることを前提とした上で(「時代はいつだってそうRolling 時々心揺れながらOn winding road」「限りある人生歩む」)、「今」の一瞬を大切にし(「瞬きする間も焼きつけたいよ いつまでもいつまでも消えないように」)、さらに「永遠」に隣にいようとしてくれます(「Never stop the music 一緒に踊り続けたい」「永遠にI LOVE YOU」「ずっと側でLove you now and forever」「ありがとうと伝えたくてこの先もずっと隣で」など)。
 その言葉の重みはJr.時代オリ曲→「初心LOVE」→「The Answer / サチアレ」→「1st Love」と移行するにつれて増しており、彼ら自身がアイドルとして成長し続けるように、彼らの謳う言葉もどんどん頼もしくなっているように思います。アルバム終盤では、「幸福」「愛」「希望」を象徴する宝石の名をタイトルに掲げて「僕から贈る夢見てて 焼きつくほどずっと」「暗がりでも見つけられる星になるから 約束だ」と謳い上げています。
 また「Welcome to アイラブユー」の「変わらない たった一つの愛を探そうMy Friends」という歌詞は、「夢わたし」における永遠の存在の証明のように、彼らとファンの旅の大きな目的を端的に言い表した歌詞だと思いました。「なにわ男子」という旅は、「永遠」や「不変」を探していく旅なのかもしれないな………!


 1st album「1st Love」では、繰り返し「君」と「僕」の出会いである「First Love(初恋)」をなぞった上で、「君」への想いがより確実なものとなり、「『君』と『僕』の物語は永遠である」という予感は限りなく確信に近くなっています。限りがある人生だからこそ「君」と歩みながら、いつかは「変わらないたった一つの愛」を見つけたいという新たな決意を読み取ることができます。

 

 

 

・「不変」と「変化」(3rd single「ハッピーサプライズ」)

 表題曲「ハッピーサプライズ」では、今までの道のりを振り返るような歌詞がみられます。しかし、「一瞬も止まらない恋だった」「忙しなく過ぎていく毎日が時々怖くなる」にも関わらず、「思い出よりも未来の方へ目を向けていこう」と促しています。
 いちオタクである私の印象として、彼らは過去や思い出をものすごく大切にしている印象があります。ですがそれは、大切にはするけれど、決して過去に縛られたり囚われたりするのではなく、時々取り出しては愛おしそうに眺めたり、未来へ進むための自信創出力の奮起材料にしたりしているイメージ。思い出をポジティブに変換することのできる彼らが歌うこの歌詞の説得力は、半端ではないんです…!!
 また多くの曲に、「幼い頃のワクワクHoly Night 今になってもずっと変わらない」「夢も希望もあの頃の気持ちでずっと持ち続けていこう」という初心を忘れない彼ららしい歌詞や、「僕らの想いは溶けない」「君はずっと記憶にだけ笑ってる」「忘れられない君の笑顔に出会った時」などの時間が経過しても変わらないものについての歌詞がみられます。
 「君に恋をした」「Flower in the snow」では「もっとそばにいたいよ」「時間よ止まれ…わけないな」「もう少し(あと少し)一緒にいたいよ」と時間が流れていくことへの抵抗感を示しており、「二人」で一緒にいられるために想いを伝えようとしていることが分かります。また「冬がくれたたからもの」では「ポケットに入れた君の手握り返してくれたね」「二人はじめての冬 なにかが変わる気がする」など今後「二人」の関係性が発展していく予感さえしてきます。「青く光った二人だけの物語を何年先だって思い出せるように」「この想いが溶けずに届いたなら きっと来年再来年もずっとその先も隣で笑い合う」といった歌詞にみられるように、これから起こすアクションによって「永遠」に近い未来を創りだそうとしているといえます。


 3rd single「ハッピーサプライズ」では、「君」との出会いや「君」への想い、「夢」や「希望」といった「時を経ても変わらないもの(=不変)」が多く謳われる一方で、「君」への想いが募っていき、「二人」の関係の「変化」を示唆する歌詞や、行動を起こすことで現状からの「変化」を望む歌詞もみられました。

 

 

 

●考察(という名の余談)

 余談です。本編にはそこまで関係ないため、「●総括」まで飛ばしていただいても差し支えありません。(というか長すぎて余談の範疇を超えているので飛ばしてください。)

 

 まず、Jr.時代のオリ曲について。小見出しには「アオハル期」なんてざっくりまとめてしまったけれど、「永遠」への純粋な憧れから始まり、だんだん時間の有限性に気づいて、有限だからこそ「今」を楽しもうという姿勢に変化していく過程が興味深いな〜〜〜と感じていて。
 私は彼らのJr.時代を見てきていないので、当時について分かることは何もありません。だけど前提として、デビューすることによってアイドル活動の継続がある程度保証される、というのはあるはず。(多くのファンの方やメンバーがデビュー発表のとき「安心した」「よかった」と感じたと聞きますが、その所以もここなのかな〜と思ったり…)
 またそれによって、ファンにとってもアイドル自身にとっても、アイドルの存在やアイドルとファンの関係性について「永遠」がより現実味を帯びてくる、というのも事実としてあると思われます。実際、なにわ男子の歌詞内容は少しずつ変化しており、彼らの謳う「永遠」も現実的になりつつあります。
 だから、デビューに向かっている、ある意味不確実な時期に「人生は苦さも悲しみもある、でも君となら乗り越えられる」「時間は限りがある、だからこそ今しかできないことをしよう」という、「永遠」から一旦離れた内容を彼ら自身が謳ってくれていたことを思えば、それは彼らの等身大の叫びでもあったのかもしれないな、なんて思います。まあ、これに関してはもちろん本人たちにしか分からないんだけどね〜〜〜!単純にこの世の真理を突くような歌詞が多いのでグッときてしまうね…

 

 あともう一つ!「夜這星」の「There is no other, so maybe 特別なわけじゃない」という歌詞と、「魔法ヶ丘」の「世界のどこにでもあって ここにしかない魔法ヶ丘」という歌詞が、すっごく面白くて〜〜〜という話をしてもいいですか?(いーよー)
 どちらの楽曲も、なにわ男子のことを歌っているというよりはその楽曲内で世界観が完結している曲だと思います。でも、この2曲はすごく普遍的な曲でもあると思うんです(私はね)。
 特に面白いなと思うのがさっき挙げた歌詞たちで。「there is no other(=他にはない)」と「特別なわけじゃない」、「どこにでもある」と「ここにしかない」がそれぞれ併存しています。いわゆる二律背反。自分たちが唯一無二だと思っていても、部外者から見れば特に珍しくもなくてありふれている。それは逆に言えば、「世界に似たようなものは溢れているけど、それでもこれはここにしかないんだ!」と言い切ることも可能である、ということ。なにわ男子が「まだ誰もやったことのないことを成し遂げたい!」と語り、実際に新時代を切り開くことができているのは、「どこにでもある」よりも「ここにしかない」の考え方が強いからだと思っています。
 実際は世界に溢れていると分かっていても、オリジナルだ、唯一だと言い切ること。ありふれたものばかりの世界で、オリジナルや唯一を探していこうとすること。これらは、どちらもある種の「強さ」だと私は思います。どこにでもあるかもしれない感情や出来事でさえも「永遠に色褪せない数分ぽっちの宝物」と言えてしまう強さ。「変わらないたった一つだけの愛を探そう」と言えてしまう強さ。
 いちファンとして彼らの言動の片鱗を見ていると、彼らが最終的に目指しているのは「○○のようなグループになる」「○○賞を獲る」とかではなく、「自分たちにしかできない何かを達成する」ことのように思います。しかも彼らならそれをできちゃいそうな気がします。

 その「何か」が何なのかはきっとまだ誰にも分からないし、極論「何か」の中身よりも「何か」を探して求めていく過程の方がよっぽど大事なんじゃないかな〜〜〜なんて考えたり。あとは、彼らを好きでいることで、私たちの「永遠に色褪せない数分ぽっちの宝物」も増えていくんだろうな〜〜〜とワクワクさせてもらったり。なにわ男子さん、本当にいつもありがとうね〜〜〜!(←結局ここ)
 


 

●総括

 Jr.時代オリ曲では、始めの「永遠」を純粋に信じる姿勢に加えて、限りある「今」を大事にしようという姿勢が生まれていました。
 1st single「初心LOVE」では、「出会い」や「今」が大きなテーマとなっていました。彼らに限りある「今」を大事にしようという姿勢があるからこそ、その「出会い」や「今」に「永遠」を感じるほど夢中になることができている。逆説的ですが、時間の有限性を認識しているからこそ、再び原点回帰して「永遠」を謳えるのだな、と思います。
 2nd single「The Answer / サチアレ」では、彼らの二面性のようなものが見えてきます。一つは、止めどない日々・一度きりの人生を歩む同じ人間として一緒に「今」を生きようとしてくれる面。もう一つは、アイドルとして一生懸命生きた「今」がちゃんと未来に繋がっていることを自信たっぷりに教えてくれる面。彼らの言葉からは迷いが消えており、「今」の先には「僕ら笑いあえる」未来が待っている、と謳ってくれているのだと思います。
 1st album「1st Love」では、なにわ男子と出る旅・なにわ男子と見る夢が「永遠」であることを丁寧に高らかに謳い上げています。「出会い」から時間が経過して関係や想いも深化しているからこそ、「君」との物語が「永遠」だという確信をもつようになっています。
 3rd single「ハッピーサプライズ」からは、ここまで謳ってきた「永遠の物語」を、実際に証明し始めるイメージでした。4th single「Special Kiss」の紹介文にも「初心な片想いから両想いへ・・・」とあるため、ここからまたぐっと「二人」の物語が「永遠」に近づくような気がしています。

 

 なにわ男子の楽曲では、「なにわ男子との旅は永遠だ」と重ね重ね謳われる一方で、これからの旅路で「変わらないたった一つの愛」を探していくこと、「果てしない空に届くと証明」していくことが謳われています。
 変わらないものや果てのないもの、すなわち「永遠」を探し、証明すること。

 

 愛し愛されながら、自分たちなりの確かな「永遠」を見つけていく。これが「なにわ男子」という旅の目的である、という結論に至りました!

 

 

 

 

 

 

●おわりに

 ここまで読んでくださった方、もしいらっしゃいましたら漏れなく全ての方に感謝状を送らせていただきたい………(泣)

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↑感謝のしるしに可愛いなにわ男子さんを……(どさくさ)

 

 慣れないことをしたので、思いの外時間がかかりました。でも文字にしてみると新たな発見が沢山あって、最終的になにわ男子さんってサイコー!なにわ男子さん楽曲の歌詞ってサイコー!の気持ちになったので良いです(そうですか)

 今回のを基に「永遠」についてのもう少し踏み込んだ話もしたいので、それはまたnoteにでも出そうかな〜〜〜。ツッコミ・感想等ありましたらTwitter(@enmi_tsuyomi)までご連絡いただけると嬉しいです。

 それでは!改めてお付き合いありがとうございました。暖かくしてよい年末年始をお過ごしくださいね☺️

 

 

 

 

 

 

                   まるの