なにわ男子2ndアルバム「POPMALL」感想(前編)

 

 

なにわ男子さん、2ndアルバム「POPMALL」発売おめでとうございました〜!👏🏻👏🏻(大遅刻)

 

前編は「Poppin' Hoppin' Lovin'」から「マジック」まで、各楽曲を聴いての感想をつらつらと書いていきたいと思います。お時間ありましたらぜひアルバムを再生しながらお付き合いいただけると嬉しいです!☺️それでは早速!!

 

 

 

 

  • Poppin' Hoppin' Lovin'

華やかな幕開け〜!

まさに、なにわ男子さんによって繰り広げられる、バラエティ豊かな商品が目白押しのショッピングモール「POPMALL」の開店を知らせるような音たち。イントロから、この世のわくわくをみ〜んな詰め込みました!みたいな音たち。鼓膜に飛び込んでくる音が、た、楽しい…!!タイトルに「pop」とある通り、突然ぽんっと飛び出て現れたものたちが弾けるようなイメージが、浮かぶ浮かぶ!
そして聞き慣れた声と調子の「いぇーい!」で、安心と高揚に一気に襲われる…!!3rdシングルでもあり今アルバムにも収録されている「ハッピーサプライズ」でも、音源にはないものの曲披露時にはイントロでなにわ男子ちゃんたちの元気な「いぇーい!」が聞こえてくるのがお馴染みになっているからか、妙な安心感…。一方で、これから始まるぞ…!わくわく…!ドキドキ…!のボルテージが上がっていく。緊張がほぐれるのに、同時に交感神経が作動しまくってる感じ。もう楽しいじゃんか〜?!

騒がしい日々に 調子はどうですか?

上手くいくことばかりじゃないけれど

毎日元気でやってます

この曲の、さらにアルバム全体の、スタートの第一声を飾る大西畑のお二人による歌い出し。…最高が確定しました!!ありがとうございます!!
大切な人に送る手紙の書き出しのようなこの歌詞を西畑大吾さんが歌ってらっしゃるの、うんうん、頷いてしまいます。この歌詞を充てられるべくして充てられた人……(確信)
どうしても鬱々としてしまう日曜夜、上手くいくことばかりじゃない日常も愉快に映し出して「明日もなんとか元気でやってしまえそう」な気持ちをくれる、魔法みたいな大西流星さんの日刊に救われているので、彼が希望を宿したあの瞳でこの歌詞を語りかけてくれたのも、嬉しかったです。

ふとした時に やっぱり会いたいな

忙しいとか言い訳ばかりは もうNo No

君のもとへと急ぐ

「なかなか会えないけど、そちらもお元気でやってるようでよかった…!こちらも悪くないですよ〜!」と返したくなったところでの、「ふとした時にやっぱり会いたいな」…!!ここを藤原丈一郎さんと大橋和也さんが歌われるの、あまりにもずるい…ずるいよ…!きっといろんなところで彼なりのセオリーや手法を持っているけれど、それを他者に押しつけることは普段しない、そんなお二人に歌われるからこそ、「忙しいとか言い訳ばかりは もうNo No」が、ガツンと響きます。先行でMVが公開されてから、この歌詞を脳裏に浮かべては「丈橋のお二人がそう言ってるんだから、泣き言なんて言ってられないぞ…!」と奮起した生活の場面が幾度となくありました。実質的にいちばん救われていた歌詞の部分。「青春ラプソディ」歌い出しの丈橋さんパートが大好きな私、お二人が顔を合わせてそれぞれのことを指さされているだけで幸福度マックス。

ドキドキしてる 街は色づく

始まる予感はParty time

ソワソワ胸が騒ぐほうへ 君を連れてゆく

続くトリオちゃんパート。なにやら楽しそうなことが始まりそうなそわそわが、現時点ではあくまで「予感」でしかないのが好きです。まだ何も確信はないけれど、自分の胸の高鳴りだけを信じて飛び込んでいく。ぱっと「君」の手を取って、「一緒に行こ?」と駆け出していく。

踊れPoppin' Hoppin' Lovin' もう止められないね

カラフルなリズムでHey

Poppin' Hoppin' Lovin' 世界中にMore happy

Oh たちまちあちこち 笑顔になる

サビの多幸感!!!!!!!日々蓋をしていた、そのエネルギーが、すごい勢いでフレッシュに跳ねて、ぱっっっと弾ける。そのポジティブなパワーが、どんどん周りのことも巻き込んでいく。という感じ…!!(伝われ)

息を切らして どこ行くんですか?

疲れちゃったら休んでみたりも いいんじゃない?

君の頑張りは知ってる

「息を切らして どこ行くんですか?」の道枝駿佑さん、「疲れちゃったら休んでみたりも いいんじゃない?」の高橋恭平さん。映画にドラマに凄まじいスピードで多忙の日々のなか、必要なだけの謙虚さと自己愛を携えて、ふわふわせず着実に足元を踏みしめながら駆け抜ける、そんな印象のお二人に、とんとんと優しく肩を叩かれて、ハッとして、思わず涙がこぼれてしまいました…。長尾謙杜さんの「君の頑張りは知ってる」が沁みた社会人の方も、学生の方も、たくさんいらっしゃったんじゃないかな〜と思いながら聴いていました。なにわ男子さん、日々を頑張る人類に優しすぎる。

ワクワクしてる 扉を開ける

まだまだ続くよ Party time

今すぐ夢が叶うほうへ 君を連れてゆく

「ハッピーサプライズ」MVで大橋くんの開けた扉の先が一面の銀世界だったときの心の震えを忘れられない私、聖なる鐘が鳴る夜に雪の魔法をかけられた私、ここでも扉を開けられて嬉しくないわけがない…!!この「扉を開ける」という動作、ドアを開いて新しい場所へ一歩踏み出すというのに加えて、閉じていた心を開いて少しずつ心を通わせていく、心の開示というイメージもあって好きです。ここにきて、楽しいパーティーの時間が「まだまだ続くよ」と断言してくれるのも、嬉しい。「夢が叶うほう」というのは、そっちに行けば誰でも簡単に夢が叶うよ!とかではなく、「私でも、諦めることなく、(もう一度)夢を叶えられるかも」という気持ちにさせてくれるような世界、という感じなのかな〜。

一緒にPoppin' Hoppin' Lovin' 離れられないね

彗星の如く輝くなにわ男子さんが私の狭い視界に現れてから1年と数ヶ月、目を見張るほどの圧巻の景色を見せてもらったり、文字通り掛け替えのない大切な気持ちや想い出をたくさんもらったり。なにわ男子さんの存在の偉大さを感じる日々。「離れられないね」と言われてからやっと、そうなんだな、と自覚してしまった。もう離れられない、離れたくない、と思ってしまう位置まで来ていたんだな、と。

トキメキのリズムでHey

Poppin' Hoppin' Lovin' とびきりのLucky

Oh いつでもどこでも 笑顔にする

「Hey」「Lucky」というワードたちでは「なにわ Lucky Boy!!」をふっと想起してしまう。いつでもどこでも笑顔にしてくれるヒーローたち、本当にありがとう……!

何度も何度でも 夢を見るのさ 君と一緒にいたい

誰も彼もが愛し合うのさ そんな風にして巡り逢う/出逢えたね

なんといってもここの歌詞〜〜〜…。巡り逢って愛し合う、じゃなくて、愛し合うように巡り逢う。愛されるのを待たずに、まず愛することをする。その真っ直ぐとした誠実さ、純粋さを享受すると、愛を返したくなる。その限りなく無条件で壮大なgiveと、その感化によって生み出された無数の小さなtake、その渡しあいに触れることで、また新たな愛が生まれていく。その前提または過程では、自分自身への、対自分自身の愛が、存在している。それは全ての根底に敷かれていて、何にも侵されないものであり続ける。愛することで愛されて、愛されることで愛せるようになる、その輪は、いつしか波紋を呼んで、内から外へ、より広い世界へと、広がっていく。笑顔が、連鎖していく。この楽曲のコンセプトである「⾃分⾃⾝も、君も、世界も、笑顔にする。」が、なにわ男子の手にかかれば、不可能なんかじゃない、と思います。

 

  • Prime Time

なぜだろう?僕らが 巡り会えたのは 特別なことじゃない気がしてる

何気ないことが 愛しく思うから 今日も頑張っていけるのさ Oh oh oh

あんなに高らかに巡り逢いについて謳ったあとで、それを「特別なことじゃない気がしてる」と言うところ、「夜這星」「魔法ヶ丘」あたりの「特別な訳じゃないけど、ここにしかない」の香りがして、一発で好きになってしまいました…。特別なことじゃないかもしれないけど、なにわちゃんに出逢ってから、「何気ないことが 愛しく思うから 今日も頑張っていけるのさ」なのは、事実なんだよなぁ…。

すれ違い酸っぱいね ちょっと胸がぎゅっと痛いね

ここで丈橋のお二人が対比っぽくなってるの、ほんとに…(御の字)大橋さんの「ぎゅっと」の濁点部分が濃縮されてる感じと、「痛い」が「痛ァい」なのが、どツボでございます。

Happyに踏み出せ

「Happyに踏み出せ」、Happyな気持ちで踏み出せ、なのか、Happyな世界へ踏み出せ、なのか、どっちとも取れる気がして、良いなぁと思ったり。サビの歌詞で、「Love it」の「it」がいろいろ想像できるところも。

気楽にPlease 遠回りしてみれば案外楽しい

効率が重要視されがちな現代において、「気楽にPlease 遠回りしてみれば案外楽しい」とかわいく教えてくれるアイドルがいることの、意義よ…。

つまりは君がいればいい

My baby そんな簡単なことに気付いたよ

「つまりは君がいればいい」もそうで、大切なことって思っているよりもシンプルで簡単だったりするのに、うっかり見落としてしまう。この社会には、なにわちゃんがいればいいのかもしれない。(←本気の人)

例えば僕らの これからのことは

それなりにちゃんと考えてる

なんてことのない話をしながら

ずっと一緒にいたいのさ Oh oh oh

2番、私にはどうしても、なにわ男子さんのことを歌っているように聴こえてしまいます。先日のSONGSでも軽く触れていたけれど、いつもの「楽しそう」の裏側で「これからのこと」をきちんと考えてらっしゃる点とか、とにかくとんでもなく聡い集団だと思っているので…。「なんてことのない 話をしながら ずっと一緒にいたいのさ」で道枝さんの七夕の短冊を思い出してしまい、条件反射で涙腺が緩みかけました。

カッコつけていたって 全部見透かされちゃうね

「カッコつけていたって 全部見透かされちゃうね」では、曲などでご自身が格好つけているときに心のなかで笑ってしまう〜(ニュアンス)と話す大橋くんを思い出して。こちらからすれば(あんなに目眩がするほど格好いいのに?!)なのけれど、それを感じさせないほど表現に長けていて、かつどこまでも正直で、自然体がいちばん輝く人なんだろうな、と思う。

(Can you feel it?)見つめ合って

「手を繋いで」「笑い合って」「見つめ合って」のような、相手の存在を感じあう動作に重きを置くの、なにわ男子さんらしいなぁと思う。こちらを見つめて笑いながら歌ってくれるところが大好きだし、先日のメンバー同士向かい合った構図でのダイスマも、また良かったなぁ…しみじみ。

Oh 隣にPeace さり気ない優しさが大事なんだね そんなAll my love

発言するときの挙手が被るとすぐに相手に譲ったり、常にありがとうを忘れなかったり、という彼らの様子を目にしていると、「隣にPeace さり気ない優しさが大事なんだね そんなAll my love」には、大いに頷けます。優しさでできた愛。

やっぱつまりは 君といればいい

My baby そんなことを考えてるよ

1番の「そんな簡単なことに気付いたよ」から2番の「そんなことを考えてるよ」で、時間の経過が感じられちゃうのもぐっとくる。

How easy 笑い合って

Happyは重なってゆくでしょう

ここで!どこにでも刻みたい名文、「笑い合ってHappyは重なってゆくでしょう」…!!もう、ここまでくると説明すればするほど野暮な気がして、とにかく、聴いてもらうのが一番なのです。本当に…。
このゆるっとした曲調に乗せてさらっと幸せの秘訣を教えてくれる感じ、すごくなにわ男子さんで、最高…!

 

  • ハッピーサプライズ

アルバムの構成でいうと、このハピサプまでが導入ブロックかな〜と感じていますが、ハピサプの馴染み具合と活かし方が天才の所業すぎて、鳥肌が止まりませんでした…。M1、M2で出逢いや人と関わりやっていく上で大切なことを教えてくれたあとで、実際の日々の記憶について歌っているのかなと思います。というのも、ハピサプがシングルとして発売・披露されていた時期が、私にとってなにわちゃんに出逢ってから初めての秋冬でして…。特別な1日1日を心を込めてプレゼントしてくれたなにわ男子さんの記憶が詰まっている、私にとって「ハッピーサプライズ」はそんな曲なのです。そのため聴く度に思い出を振り返ってエモくなってしまいがちなんですが、そこに

思い出よりも未来のほうに 目を向けていこう

と促してくれるところ……!(最高)実際、ノンストップで未来へのわくわくをたくさん与え続けてくれるなにわ男子さん。大切な秋冬の想い出いっぱい、それでいて、「これから」への希望膨らむ曲です。
なんと言っても、この冬のキラキラした煌めきと止まらないスピード感!これこれ…!という感じでした。
あと余談ですが、冬曲が夏のアルバムに入ったり夏に披露されるのがすごく好きです。POPMALLにおけるハピサプなんて、まさにそれで。冬にこたつでアイス食べたくなる現象みたいな(?)
ここで!突然ですが個人的好きポイントを羅列します。ここでも「"見合って"ほらスマイル」なところ。ロウソクを「吹き消す」度に思い出が「灯る」の言葉が対句的になるところ。「大胆でそれでいて純粋な」のところ。などなど。
アルバムに組み込まれた状態で聴いていると、サビの

そのまま目を閉じて 扉を開けるよ

の部分、「そのままでも、目を閉じたままでも、飛び込んでみる!」なのもいいな、と思いました。背伸びしようと着飾らなくても、真っ直ぐ前を向けなくても、いいんだよ〜☺️ と言ってもらった気持ち。

Happy Winter Snowlight 雪の魔法で

聖なる鐘が鳴る夜に

落ちサビは本当に〜〜…。直近の音楽番組でのパフォーマンスで、カメラが切り替わるギリギリにほろっとほどけるような大橋さんの笑みが記憶に新しいですが、このお話をしようとすると語彙を失ってしまうので、この辺で。

 

初聴きの感想、「なにこれ楽しい〜…!!」です。全く頭を使う気がなくて恥ずかしい。
音楽の知識が皆無かつ普段あまり聴かないジャンルのため、この楽曲の“美味しさ”を上手く表現できないのが悔しいですが…。聴いたときに率直に漠然と浮かんだイメージが、ラズベリーでした。一見甘そうな中にある毒々しさ、酸味みたいな感じ。(ラズベリーに毒入ってないよ、というツッコミはなしで)とにかく魅惑的…。あと歌詞にもあるけれど、クリームのしつこさとか、シナモンのクセになる感じとか。あくまで曲を聴いたときに浮かんだ個人的なイメージですが…。
(こちらも余談。トゥッティフルッティというお菓子があるのを今回初めて知りました。ウィキペディアによると「トゥッティフルッティは様々な種類の砂糖漬けにされた果物が細かく刻まれたもの、あるいは、複数の果物の味が合わさったように人工的に作られた、香料が入ったカラフルな砂糖菓子である。 」とのことです。)
青春ラプソディで大好きになった辻村有記さんの作詞ということで、大歓喜。言葉遊びや韻の踏み方など、耳から入ってくる音の情報だけでも楽しく、歌詞カードを読めばさらにわくわくする歌詞が、すっっごく好きです。
大橋くんの

ラクラ首ったけ 誰にもあげません

の歌い方が好きすぎて、聴いたこっちがクラクラ首ったけになってしまいました……。「クラクラ」も「首ったけ」も「誰にもあげません」も、大橋くんの声で発されるの、こりゃ〜〜…大変じゃ……ないですか…?私は大変でした。実際「誰にもあげません」とか言わないんだろうな…むしろみんなに与えてくれるんだろうな…みたいな方だからこそ、一体コンサートなどでどんな風に魅せてくれるのか。今から正座で待ちたいと思います。パンチがありつつ、全ての音が切れることなく糸を引いて後味の残る感じ…。美味しすぎる…!

刺激的なウィンク ココロ巻きつくピンク

がタピナバタちゃん(流星くんと長尾くん)なの、あまりにも適役…!!歌詞の小悪魔感にぐっとイメージが伴ってくる!

恭平ちゃんのラップもスパイスが効いていて個人的にすごく好みで、普段甘い歌声の丈くんによるラップも好きでした。

誰よりも一番になりたい

という野心がギラギラ光る部分を歌うのが長尾くんなのも、良すぎてひっくり返ります。
言わずもがなラスサビでは大橋くんの美しいフェイクが響き渡りますが、主旋律とバックの音に加えて、このフェイクがまさにこの楽曲を「鮮やかにトッピング」してくれているな〜!!などと思ったりしました。
なにわ男子さん、天晴れすぎ!

 

  • I know

西畑さんの声の表情が天才的な

思った以上に 引っ張り込まれている キッカケが動機 初っ端I'm going down

から幕を開ける一曲!みちながちゃんの

まだ、このまま ただもうこれは

のフレーズ交互の掛け合いがかわいい〜!

夕暮れと 泳ぐ

儚く揺れては宙に消える

抽象的で現実味を帯びていないような、色素が薄いような、ゆらゆら、ふわっとした柔らかいイメージが、すごく流星くんにぴったりの歌詞だな〜と思って聴いています。(こういうのをエモい、と言うのか?)またベクトルの方向は別ですが、

Dress upしてスタンバイ

を歌うのが彼なのもかなり好きです。
などなど思いながら、歌割りもそれぞれハマっていてかわいらしい曲〜☺️なんて思いながら、聴いていたわけですよ。…………………聴いていたんですが!!!突然!!!

Understand?? 強引にでも帰さないよ

↑?!?!?!!
脳が一発ショート。「Understand??」の甘さが少しずつ消えていった先にある「帰さないよ」の有無を言わせぬ力強さも、「帰さない」の最初のkが強いのも、「ないよ」の後オ母音が残るのも本当に、けしからんです。(称賛の言葉です)必死というよりはむしろ微笑んでいるのに、強固な意思がじりじり迫ってくる感じが、本当に!!…ありがとうございます。

「ちょっとぐらい羽目を外さないか?」を道枝さんにした方には感謝を捧げたいと思います。

サビ終わりのタイトル回収(オチ)になる部分が西畑さんなのも、1番全体が物語性がついてふわっと包まれる感じを受けて、この雰囲気というか香りは西畑さんだからこそ醸し出せるものだな〜と感じました。

ちょっとぐらい僕に甘えないか?

こちらの大橋くん、糖度100で溶けました。さっき(1番Bメロ)と聴き比べると、歌詞を解釈された上で歌い方に落とし込まれているのがわかって、好きです〜。

忘れさせてくれないか今日は

構わない眠れなくても

ちょっとぐらい羽目を外さないか?

満を持してやってくる、落ちサビの大橋さんパート。特に「忘れさせて」と「くれないか」の間の息継ぎが入るところとか、声の繊細な震えとか、必死さや切羽詰まっている感じが声色に滲み出ているようで。その表現力に感服いたしました…!!

そっと瞼閉じたところで目が覚めた

この部分、夢の中で「そっと」瞼を「閉じた」瞬間に現実では「ハッと」勢いよく目が覚めて瞼を「開ける」というように、夢とうつつで起きていることの対比が鮮やかで楽しいです。

I know, I know But it's not all that bad

冒頭から「Life is not going well(人生は上手くいかない)」と歌い続けてきて、「Life is…(人生は…)」と言い淀んだ後、最終的に「But it's not all that bad(でもそれほど悪くないよ)」に帰着する
バラエティ豊かな楽曲がぎゅっと詰め込まれたアルバム「POPMALL」、この「人生は上手くいかないけど、そんなに悪くないよ」というのを、アルバム全体のトップメッセージとして無理やり押し出すのではないんだけれど、遠回りしたり何周もぐるぐる回ったりの日々の先で、そっと気づかせてくれるものだったりするのかな〜と。そういうアルバムだと、私は受け止めています。

 

  • LAI-LA-LA

顔上げて鼓動鳴らせ

走り出す一緒にこの時代を

「一緒にこの時代を」の西畑さん、「一緒に」を歌うのも「この時代」を歌うのも、適役がすぎます。この曲にはなにわ男子さんの“ギラギラした部分”が出ていると思っていて、そんな曲の歌い出しが西畑さんであることは、結構重要なポイントかな〜と。
「LAI-LA-LA」も先にYouTubeでMVが公開されていましたが(MVの話はキリがなくなるので割愛)、あんなにガッツリ踊る曲の視覚情報をゼロにした状態で音源だけ聴いてみると、逆にドキドキしてしまうんですね……。新しい発見。
歌詞を見ていただくとわかるんですが、特に1番は自信に満ち満ちた野望!という感じで。普段かわいくて柔和な印象のアイドルさんにこう歌われると弱いオタク、(良い意味で)心臓がひゅん…となってしまう。「革命起こす」「勝ち取るtop of the top」を本気で成し遂げてしまえると思っているので、余計に。

不可能など掻き消して

細かすぎて伝わらないアレだとは思いますが、「“不可能”など掻き消して」の「など」の「ど」の言い方が鼻に抜けて鼻濁音っぽくなるのが、LOVEでございます。

揺るぎない信念を持って

新たな1ページを刻んでく

感動を巻き起こして

誇れる明日を迎えにゆこう

2番の歌詞になると、ずっと先を見つめていたけど今一度こちらを向いてくれる、みたいな感じがするのが好きです。「揺るぎない信念を持って」も「誇れる明日を迎えに行こう」も、彼らが常にこの心意気でいる様子を目にしているからこそ、自分自身もこういった歩み方をしていきたいな…!と思わされる歌詞。
ラスサビ大橋くんのフェイク、いつもと変えてるのがですね、また天最高なのでございます…!透明にすぱーんと突き抜けずに、少し揺らぎがあって、あやしさを孕んでいる感じ、曲のイメージによって使い分けているんだろうなと。天最高。
「Go! Go! 越えていこう No No ボーダーライン」の「僕空」大好き委員会の委員なので、ここでもしれっと「限界はない 越えろBorderlineさえ」と歌ってくれて、「そういうところ、好きです!なにわ男子先生、一生着いていきます〜!」の子分肌が出てしまいましたね。

 

  • Wanna be yours

Tutti-Frutti」、「I know」、「LAI-LA-LA」を経てのイントロ。夢の中のようでもおとぎ話の中のようでもあり、どこか懐かしくてほっとする心地よさ…!!そしてかずりゅちぇの歌い出し

こんなにも 君に惹かれてしまった もう夢中

でほろほろと溶けてしまいます。甘い…!きらきら…!2022年冬、「#MerryChristmas」のMVでプレゼントボックスから姿を現した天使のようなお二人。かずりゅちぇが私の大好きなコンビというのもあり、このお二人から始まるのがとにかく大好き!!この歌い出しが聴きたくてつい何度も頭からリピートしてしまいます。

ゆらり きらり 光

くらり ふわり 空に

の語感も大好き!「トキメキ」「ずっとずっと」のリズム感も!歌詞だけじゃなくメロディーとかリズムとか、トータルでめちゃくちゃ好みな曲でした。

Paradiseへ

があることで、どの楽曲もバラバラなようで全てしっかり繋がってるんだよな…と。
甘くてかわいらしい1番と、2番で声の印象が異なるのが、二重に楽しい。
ある日風に乗ってひらりと現れて「運命(キセキ)は待ってたんだ」と教えてくれたなにわちゃんが、

What a amazing 巡り会い そして何も変わってないよ Lady

と言い切ってくれるもんだから、泣いてしまう。なんてことないきっかけで彼らを知り、結局何も返せないままここまで来てしまった私は、ふとしたときに未来に対しても今に対しても不安になってしまう。だからこそ、巡り巡ってあなたたちに出逢えたことを「運命」と呼んだっていいんだと思えること、あの瞬間からあなたも私も何も変わっていないんだって思えることで、ずっと救われています。過去をきらきら光らせてくれるから、今も未来も大丈夫だって信じたくなるのです。本当に、

言葉じゃまとまらないけど 心は答え解ってる

で。きっとこれからも沢山お世話になるし、だからこれからも大丈夫だと、心では解っているつもりです。
どうしたって

笑ってて欲しいんだよ

と願ってしまうのも、

Always想っている

も、

ぎゅっと抱きしめたい

も、あまりにも私から彼らへの気持ちだったので、今こうやって歌ってくれたことが奇跡みたいですっごく嬉しかった。ブレーキを踏んでばかりの人生だったけど、「もうブレーキは踏ま」ないで、「まっすぐ君のもとへ」、と思います。

Wanna be yours… Wanna be yours… たったそれだけ

オルゴールのような懐かしい音と綺麗なコーラスで、涙ほろりしてしまう……。なにわ男子さんから今までもらった気持ちを音にするとしたら、こんな音なのかもしれないです。「四六時中 For you」の裏で大橋くんが「All for you…」と歌っているのも、好き好きポイントでした。

 

  • マジック

試聴の時点でいちばん好きだ〜と思っていましたが、その予感が見事大正解でした。
とりあえず冒頭の歌詞だけでも読んでいただきたいので、少し長いですが引用失礼いたします。

「いつか」の夢は もうきりがない

「別に」が口癖なエブリデイ

キミに対して今興味ない フリはもう飽きたし

今が旬かどうかは わからない

迷ってまた日は暮れて

そんなこんなでもうおやすみ 

私はここまでの歌詞を見た途端に、「わたしの日常じゃん…」と思ったんですね…。やりたいやりたいと思っていることがあるのに、今じゃなくてもどうにかなると自分に言い訳をしたり、大してやりたくないフリをしたり。そんなことをしているうちに結局何も実行せずに一日が過ぎてしまって、そんな自分に嫌気が差してしまう。
世の中にはこの歌詞に全く当てはまらない方もいるのかもしれないけど、人生のどこかに上手くいかない部分を持つ方は、私のように「わかるなぁ」となるんじゃないか。そしてそういう方は案外多いんじゃないか。そう思っています。このブログを読んでくださっているあなたは、どうでしょうか。
私は自分の「ダメな部分」をズバリと言い当てられたようで少し恥ずかしくもあったのですが、続く

マイペースでいいのさ

に驚き、同時に胸を打たれました。それはきっと、自分のこんなにダサくて醜い部分まで肯定してもらえるなんて、思ってもいなかったからだと思います。
褒めるでも貶すでもなく、そのままを見て頷かれることって、実はなかなかないし、でもすごく必要で、価値のあることだと思っていて。それがあったから、Bメロの

だけど「いつか」じゃ遅いアクション 巻き起こす今日からフィクション

も抵抗なく受け入れられる。
大橋くんの歌う

目指せ「5日」でキミのヒーロー

も大好き。実直なあなたは絶対にたった5日でヒーローになろうなんて思っていないだろうけど、でもできなくないって確信しています。(私にとってはとっくに立派すぎるヒーローですし…)

終わらない退屈な今日に

今こそBang! 起こせマジック

なんて簡単にゃいかないか

でもできなくないさ

 

遠回りしたはずの今日も

気づけば なんてドラマチック

無駄なことはないさ 誇らしい日々に

胸を張って進もう

メインのサビでは、「終わらない退屈な今日」「遠回りしたはずの今日」について、このテンションでこんなにも軽やかに歌ってくれるんです…!!魔法を起こすのも「なんて簡単にゃいかないか」と一旦受け止めてから「でもできなくないさ」。この丁寧さに救われる。遠回りだ無駄だと思うようなことも「気づけばなんてドラマチック」「無駄なことはないさ」。この軽やかかつ真摯な姿勢…!時に底抜けに明るい眩しさには目が痛くなって目を背けるような人生を送ってきた私でも、そんな「今日」を繰り返している私でも、なにわちゃんを好きでいていいんだ、と思える根拠はここにあります。

続く2番。

いつもなんだかんだ 物足りない

「楽しい」だけじゃ ダメなエブリデイ

酸いも甘いもかみ分ければ 変わるような気がして

を歌ってくれたのもすごく嬉しかった。満たされた状態でもなければ100%の完全な空洞でもないこと。その「足りない何か」の正体すらよく分からないこと。「楽しい」だけ摂取してもその空洞が満たされることはなくて、ぐるぐる答えの出ない思考に陥ってしまうこと。その全てを「そういうこと、あるよねぇ〜」とただ言ってもらったようで…。

なるようになるさ きっと 踏み出そうよ一歩

「なるようになるさ」と思わせてくれて、「踏み出そうよ一歩」の、その一歩を一緒に踏み出してくれる人たち。ここがツレちゃんなの、ただただ心強い。

どうせいつかは僕らヒーロー

と歌う道枝さんのてらいのなさも、すごく好きな要素です。

つまらない退屈な今日も キミとなら 変わるマジック

なにわちゃんと一緒なら、「つまらない退屈な今日」も、本当に、変わるんですよね…!彼らが日々与えてくれる楽しみと、そのときどきの場所で出逢う新しい人や気持ち、そこから気づくことや考えること、それらが波紋となって私自身の生活が少しずつプラスの方向へと変化していく。そういった変化が日々起こっていて、少しずつ人生が潤っていく実感があります。

そして、

一瞬を積み重ねて今日を作ってく=(イコール)ライフ なんてことはないさ

ここに救われる人も、必ずいると思うんです…!今まで一瞬一瞬をなんとなく過ごし続けてしまった人のなかには、「一瞬一瞬が人生を作っていく」なんて言われると、あまりにも大きな規模の話でウッ…とダメージを受けて臆してしまう人も、いるんじゃないでしょうか…。(私がそうなんですが…)全てが完璧になんていかないんだから、みんなそうなんだから、ただただ、

心にいつも 素直に進めばいい

心に素直であること。そして一歩ずつでも進んでいくこと。ここ、アルバムのかなり核の部分であると私は認識しています。

一生に一度の かけがえのない「今」だから

については、なにわ男子さんが今まで何度も歌ってくれたのを、覚えています。この「一瞬」を忘れないように心に残して、それをこの先「ずっと」抱きしめていく。それは、いつか遠い過去のものになってしまっても、全く色褪せることのないものだと、知っています。そのことが、更新され続ける「今」を生きていくのを支え続けてくれることも。

終わらない退屈な今日に

今こそBang! 起こせマジック

なんて簡単にゃいかないか

でもできなくないさ

大橋さん西畑さん、それぞれがそれぞれの在り方で寄り添ってくれる落ちサビ。「終わらない退屈な今日に 今こそbang! 起こせマジック」に、「世界中の人を幸せに」と日々闘ってくれている大橋くんのありったけの気持ちが乗っけられている、少なくとも私はそう感じました。「なんて簡単にゃいかないか でも出来なくないさ」も、西畑さんにこう言われると、絶対に出来なくなんかない、と信じたくなるんです。


「マジック」って、「POPMALL」に込められた想いの真ん中、核にあたる部分の曲で、なにわ男子さんがアイドルとしてやり続けてくれていることをぎゅっと纏めたような曲だな、と思います。
きっと「マジック」は“みんなのための歌”であり、それと同時に、“たった一人を救うための歌”でもあると思います。それこそ、耳を塞いでいる人にも届ける歌、届く歌なんだと。

 

まだヒーローになれない私には、こうやってブログを書いて全力でお薦めすることとひたすら祈ることくらいしかできないですが…。この「マジック」が、このアルバム「POPMALL」が、届くべき人の元へきちんと届きますように!!!!!!! 心から願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

予定よりも大幅に文字数が増えて読みづらくなってきたことと、のそのそ書いているうちに発売からだいぶ日が経ってしまったため、一旦前半までの感想をインターネットの海へ放りたいと思います。

ここまで辿り着いたあなた、お時間割いてくださりありがとうございました!大好きです!🫶🏻

 

体調に気をつけて良い夏をお過ごしくださいね。ではまた!